既得免状を受験資格とする場合
「第1類または第6類」「第2類または第4類」「第3類」「第5類」の4種類の免状獲得を受験資格とする場合は書面による申込みの他、電子申請による申込みが可能となります。
電子申請ならば忙しくて消防本部まで願書を取りにいけない場合などでも自宅から簡単に申し込むことが可能です。
また支払い方法も「クレジットカード」「コンビニ決済」「ペイジー」を利用することができます。受験料は6,600円です。
電子申請の際は既得免状の番号が必要になるので用意しましょう。
学歴や単位数を受験資格とする場合
この受験資格で初めて申し込みをする場合、卒業証明書や単位取得証明書を提出しなければならないので電子申請を行うことができません。
申請書は消防試験研究センターの各都道府県支部または各地区の消防本部で無料配布されています。
消防試験研究センターのページから各都道府県支部へページを移動すると配布場所のリストが載っているので確認して下さい。
受付にいる消防士さんに危険物の願書下さいと言えばすぐにもらえます。受験料は6,600円です。
甲種危険物の受験資格は?
危険物取扱者乙種は誰でも受験する事ができますが甲種には受験資格が必要です。
- 大学や高専等で化学に関する学科を卒業する
- 大学等で化学に関する科目を15単位以上習得する
- 危険物取扱の実務経験が2年以上
- 規程の類の免状を取得する
化学に関する学科を卒業した人は自分で分かると思うので、対応した学科かどうか受験案内で確認しましょう。
4つの類の免状を取得する
上記の中で「規程の類の免状を取得する」は理系以外の人にとって最もメジャーな方法となります。
具体的には「第1類または第6類」「第2類または第4類」「第3類」「第5類」この4種類の免状を取得することです。
1年のうち数回試験が開催されているので4種類でもあっという間に取得してしまう人が多いです。
全て取ってしまっても構いませんが、危険物の数が少ない6類とメジャーな4類、そして残りの3類と5類を受けてしまうのも手でしょう。
化学に関する科目を15単位以上習得する
化学科でなくても理系には化学に関する科目の単位を取得する場合が多くあります。
どんな科目が当てはまるのかは学校によるので単位取得証明書等で確認しましょう。
私もこれらを15単位以上取得していたので、この方法で受験することにしました。 私の場合を例に挙げると以下の科目となります。
化学1(2) | 化学2(2) | 化学実験(2) |
地質学(2) | 水の科学(2) | エネルギー施設工学(2) |
衛生工学1(2) | 衛生工学2(2) | 環境工学1 (2) |
以上で合計18単位です。
単位取得証明書は大学の教務課で発行してもらえるので直接取りに行くか郵送の申請を行います。詳しくは各大学のホームページ等で確認して下さい。
受験票が届いたら写真を貼ろう
書面による申請と電子申請では受験票の受け取り方が異なります。
書面による申請の場合
書面による申請の場合、試験が近くなると郵送で受験票が送られて来ます。氏名を記入する欄があるので署名を行いましょう。
また写真(3.5×4.5)が1枚必要になるので忘れずに貼りましょう。忘れると試験が受けられません。
貼った写真は合格した場合免状の写真になります。更新まで10年もあるので真面目な写真を用意しましょう。
電子申請の場合
電子申請の場合はインターネット上でダウンロードすることができます。メールが届いたらURLにアクセスしてプリンターで印刷します。
氏名を記入したら山折り線で折ってノリで貼り合わせます。少しペラペラな感じなので失くさないように注意しましょう。
また写真(3.5×4.5)が1枚必要になるので忘れずに貼りましょう。忘れると試験が受けられません。
貼った写真は合格した場合免状の写真になります。更新まで10年もあるので真面目な写真を用意しましょう。
コメント